好奇心旺盛興味津々のブログ

好奇心旺盛な40代のブログ。気になったことや、これからやりたい事を書いていきます。

肉食を考えるの巻き。欧米食は老化を早めて病気や早死にの原因。

日本人がいつから肉を食うようになったのか?

 

日本が肉食、欧米化したのはそんなに遠くない

明治維新後、たった約150年前からです。

 

それまで日本人は一部の人達を(サンカやアイヌ

猟師)除いて全く肉は食べませんでした。

この一部の人も牛肉は食べてません。

 

主に庶民の食事は、玄米・味噌・漬物・小魚・

野菜・山菜など、とても質素なものでした。

 

こんな質素な食べ物では現代の感覚では

栄養不足と思われますが、実はこの肉を一切

食べないのが日本人にというか人間には

本来、体にあっていて肉より栄養もあり

完全食材なのです。

 

 

 

肉食に何故なったか

 

ミラクルピース江戸時代が終わり明治維新

文明開化の始まりで欧米列強を見習い

体を大きくすることを目指して肉を食う

ことを取り入れだしたのです。

 

政府要人が進んで肉を食べ、

福沢諭吉は「魚は肉より劣った食い物である」

とまで豪語するほど国をあげて肉食に

シフトチェンジしていきました。

 

街では牛鍋屋が流行り、庶民の間では

牛肉を食うことがステータスとなり

洋食が最先端の食べ物で最高の栄養食と

なっていったのです。

 

肉は日本人には合っていない?

 

肉を食べだしてから、たしかに小柄だった日本人

もだんだんと体は大きくなったのは言うまでも

ありません。現代は男性170センチは珍しくも

ないですが、明治時代の男性平均身長は

155センチ。女性は145センチとかなり低いですね。

これは、やはり玄米・麦・野菜・漬物が主食で

動物性たんぱく質を摂っていなかったからでしょう。

 

その一方で肥満も増えたのも事実ですが(笑)

 

日本は長い間、農耕民族の歴史で作られた胃腸で

上手く肉を消化できません。これは穀物を消化

するのに腸が欧米人に比べて日本人はとても

長いと言われています。

家畜は農作業を共にする労働力として

共存共栄して暮らしていたので、

家畜の牛を食べる文化はなかったのです。

 

ヨーロッパ大陸は、土も硬く日照時間も短かった

ために作物はあまり育たず、牧草程度しか生えな

かったので牧草を食べさせ家畜を育ててから

人間が食べる文化でした。その歴史の中、肉を

消化できる腸が作られていったのです。

 

ベルツとフォイト

 

エルヴィン・フォン・ベルツ、明治初期に

日本に招かれたドイツの医師。

 

ベルツが観光や視察のために、車夫(人力車)を

雇い目的地まで走らせ、その間、車夫は交代

することもなく平然と同じペースで走り続けるのに

ベルツは驚きます。

 

小さく細い体のどこにこんな体力があるのか

興味をもち、日本人の生活や食事を研究し

始めます。二人の車夫を雇い、片方には

普段の食事。片方には、肉食を

ベルツは車夫にパワーの源と考えられていた

肉を食べさせればもっと早く走れると考えた

のです。

 

ところが肉を食べた車夫はすぐに息が上がり

動けなくなってしまい、ベルツに、

普段の食事に戻させてくれと頼んだのです。

 

普段の食事、玄米・麦・漬物・味噌などに

戻すと体は軽くなりいつものように走れる

ようになりました。

 

当時、車夫は一日約40キロを走り、飛脚は

100キロ走っていました。毎日です!

 

ベルツは日本人について、「こんなに体力が

あり元気な民族は見たことがない」

女性についても

「こんなに母乳がでる民族は見たことがない」

と驚きの連続だったようです。

 

粗食で栄養満点の日本人はズバ抜けた体力と

強靭な足腰をもっていたのです。

 

農家の女性は米俵を3~5担いでいた写真や

記録も残っています。

 

この時代にオリンピックに参加してれば

メダルラッシュ間違いなしですね(笑)

 

ベルツはこの粗食こそが日本人に合っていて

人間本来の完全食だとしましたが、明治政府は

ベルツの研究結果を無視し、フォイト栄養学を

推し進めます。

 

近代栄養学の父フォイト

 

フォン・フォイト・ミュンヘン大学のフォイト

研究室がだした高カロリー・高タンパク・高精白

高砂糖こそが豊かな食事で理想的な食事とし

もっとも栄養があるのは牛乳・牛肉・卵の

動物性たんぱく質だと発表しました。

 

この考えが世界中に広まり、現在も一人歩き

しています。

 

しかし、このフォイト栄養学は何の根拠もなく

完全に間違いなのがわかっています。

 

マグガマン報告

 

1977年アメリカ上院議員マグガマンが、栄養と

健康について全世界を調査した結果、アメリカ人の

食生活、肉食こそが最悪で、近代先進国の食生活こそが

最低最悪の破滅的であると報告していますが

アメリカ政府はこれを国民には隠してしまいます。

 

牛肉や牛乳産業の利権や肉食による病気の医療利権

を守る為です。

 

狂ってますね...

 

日本も同じですが。

 

肉は老化を早める

 

たしかに肉を食べるようになってから日本人は

体は大きくなりました。

 

これは動物性たんぱく質をたくさん食べると

成長は早くなりますが、その分老化も早く

なるのは当たり前なのです。

 

肉を上手く消化できない日本人の腸内は腐敗し

とても負担をかけ内臓も老化します。

 

たしかに肉ばっか食べている人はオナラが

臭いですよね(笑)

 

 

 

そもそも、現代人は食べ過ぎでたんぱく質

思っている以上に取りすぎているのです。

 

日本人の成人男性のタンパク質摂取量は平均

85gですが、これは日本人よりデカいアメリカ人と

変わらない量をとっていることになり肥満のや

生活習慣病の原因となっています。

 

まとめ

 

日本人に合っていない肉を食べなくても十分に

栄養は摂れますし、たんぱく質も野菜や魚から

摂れ胃腸にも負担をかけません、肉を食べないと

体は大きくならないというのも間違いかもしれ

ませんね。現に自然界を見てみれば、人間に

よく似た体の構造をしたゴリラは肉なんて食いません

よね。果物や野菜からたんぱく質を摂っています。

 

人間と遺伝子が98.7%同じと言われる

チンパンジーも肉は食べませんがタンパク質が

不足することはありません。

 

けっして肉=悪ではなく、肉中心の食事は避けて

野菜や子魚、果物と肉の他にもタンパク質を摂る

食材はあるという事なのです。

 

肉はあくまでも嗜好品と考えてたまに味を楽しむ

程度にしたほうが健康や人間本来の体を取り戻せる

かもしれませんね。

 

最後に、肉=スタミナ・パワー・元気の

思い込みはやめましょう。

 

 

      (オススメ野菜)

www.akikawabokuen.com

 

 

 

 

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